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2008/10/27

波平の嫁

突然だが、事務所がプネというところへ移転することになった。
いままでは、天竺のムンバイというところに事務所があったのだが、このムンバイというところもよくわかっていなかった。聞くところによると昔、ボンベイと呼ばれていたところだそうだ。あ~なるほどねボンベイか。わかった素振りをしてみるも、よく考えてみれば、私はボンベイも知らないので、ボンベイと呼ばれていたところだよと教わったところで、なんの意味もない。上司に尋ねるとボンベイってのは昔、大噴火があって大変だったところだよと言う。それはきっとイタリアのポンペイではないかと思うのだが、上司なので黙っていた。

ムンバイもよくわかっていないというのに、突然プネだそうだ。注意力散漫な御仁は、プネといえばサザエさんの御母堂様ではないかと考えるかもしれないが、慌てないでほしい。それはフネである。

しつこいようだが、繰り返させて頂こう。
プネとは、フグ田タラ男氏の祖母であるところの、磯野波平氏の連れ合いであるところの、伊佐坂難物氏の連れ合いであるおカル女史の女学校時代からの親友であるところの、あのご婦人とは全く関係がない。

あのご婦人は、イソノのフネであり、インドのプネではないということに気をつけて頂ければ幸いである。

聞くところによるとインドのプネというのは学術都市だそうである。
学術都市。穏やかではない呼名である。
漢字を原義分解すれば、それは術を学ぶ都市となる。どんな術なのであろうか?やはりアレか、白戸三平とかそういったアレであろうか。
伊賀忍法帳に記されているところの忍法雲隠れの術とかそういった術であれば、都合の悪いときに使えると思われるので、憶えておいて損はないだろう。

そこへいくと、イソノのフネは駄目だ。
御子息であるところの磯野カツオ氏の教育を完全に放棄している節がある。
これが、昭和初期であれば良いのかもしれないが、時代の波は確実に磯野家を飲み込んでいるのだ。教育を放棄した嫁に代わって夫であるところの磯野波平氏が逆鱗を飛ばす。「まことにけしからん!」
娘であるところのサザエ女史の罵倒が飛ぶ。「こら~カツオ!」
冷静に考えてほしい、21世紀なのだよ。
姉と実父による虐待ではなかろうかと心配させられるが、やはりフジテレビもそこらへんを考えていたようだ。最近はそのような描写が減ってきた。あの悪戯好きと性格付けされていた筈の磯野カツオ氏が甥であるところのフグ田タラ男氏の夢を壊さんと頑張る良いお兄さんを演じている。まるで優等生だ。
どういうことであろうか。ちっとも面白くないではないか。

そこへいくと、インドのプネは素晴らしい。
世界中の学生がプネを訪れるのだそうだ。やはり白戸三平は偉大だということか。これは憶測だが、影の軍団に出演していた千葉真一もプネで術を学んだのであろう。術を学べるところなど世界中にそうはない筈であるから、あたらずも遠からずと思われる。伊達にサニー千葉ではないのだよ。
サニー千葉というと迂闊な御仁は、千葉県のニッサン・ディーラーではないのかと考えるかもしれないが、慌てないでほしい。サニー千葉というのは、ハリウッドで千葉真一が自分で名乗っている名前だ。

そこへいくと、イソノのフネは駄目だ。
女学校時代からの親友であるところのおカル女史と呑気に井戸端会議だ。
唯一褒めるところがあるとすれば、主婦の定番であるところの芸能界のスキャンダルだとか、皇太子ご一家の話題といった一般的なゴシップを話題にしないことだ。ことによると女性自身だの女性セブンといった雑誌は桜新町では発行されていないのかもしれない。謎は深まるばかりである。

そこへいくと、インドのプネは素晴らしい。
聞くところによると、学術都市だけあり東のオックスフォードなどと呼ばれるらしい。やはりオックスフォードというからにはオックスフォードなのだろう。ハリソンフォードまたはジョンフォードの親戚筋だと思われるが、なにやら穏やかではなく凄い感じがする。しかしながら、不思議なのは東という点だ。地図で確認してみるとプネは天竺の西にあるように思われるのだ。こう逆三角形のインドの左側にあるわけで、どう考えても東には見えないのだ。
これはどうしたことだろうと、しばし考えてみたところ、アメリカ人であるところのハリソンフォードからみて東にあるということなのではないかという結論に至った。至ったのであるが、いまだ釈然としない。
たとえば、地球が平坦な平面状で、世界の端には大きな滝があるというような世界構成ならば話は別だが、地球は文字通り球状である故、ニコチャン大王などは地玉と呼んでいたではないか。そうつまりバスコ・ダ・ガマが大航海時代に世界一周をして証明したように、地玉は丸いのだから、ハリソンフォードから見て東だろうが西だろうがどちらもプネなのである。

幾つかの実例を提示し、インドのプネとイソノのフネの違いを考察してきた本論文の意図を理解して頂けたであろうか。末筆ではあるが、サニー千葉はニッサンの千葉支店ではないということを記し、論を締め括るものとする。

2008/10/21

真天竺的交通事情

天竺には公共の乗り物が五種類ある。
一つ目はリキシャ。二つ目はバス。三つタクシー。四つ浮世の醜い鬼を。五つ五人の仲間 ボルテスⅤに 全てをかけて やるぞ 力の尽きるまで 地球の夜明けは もう近いというやつである。賢明な読者諸氏においては気づかれたことと思われるが、最後のボルテスⅤは嘘だ。そんな乗り物はない。

嘘の乗り物の話をしても仕方がないので、本当の話をしようと思う。天竺にはコードネームRX-78 通称・超高速攻撃型モビルスーツ・リキシャという乗り物がある。このリキシャ初号機は、開発責任者モヘット博士自身の手で強奪。南米奥地に隠匿されてしまっていたのだが、テストドライバーであり神秘の行者であるガンジー・オセロが、博士の手よりリキシャを奪還。天竺にて公共の乗り物として普及したという逸話があるらしい。このリキシャは超高速攻撃型モビルスーツだけあり、日本で見受けられる一般の乗り物とは大きく異なる。まず、タイヤが三つしかない。ワイパーが手動だ。エンジンが30年前の代物らしく雨が降ると水が入って動かない。さらにスピードメーターがいい加減だ。おまけにバックもできない。やはり攻撃型にカスタマイズされているだけあり、無駄を省いた設計スタイルを採用していることが容易に推察できるものである。

天竺では、この基本設計を受け継いだ 量産型リキシャが幅広く普及しており、街角に赴けば5台10台と連なったリキシャの編隊を観測することができる。リキシャのジェットストリームアタックと呼ばれる編隊の合間に見受けられるのがタクシーである。このタクシーも侮れる代物ではない。タクシーといえば、それは日本にもあるではないかと思われる旨もあるだろう。なるほど、タクシーと名が付くだけあり日本のタクシーとの共通点もないことはない。まず、タイヤが四つある…以上だ。やはり、この天竺タクシーも無駄を省いた設計スタイルを継承しているらしく、サイドミラーがない。ワイパーも手動。エアコンがない。スピードメーターがいい加減。すぐエンストするなど攻撃型に特化した仕様スタイルをとっている。

以前、私の拠点から南に1時間ほどの時間を要するビクトリア・ステーション方面に出向いた際の話だ。
拾ったタクシーには、どういうわけかドライバー以外に男が乗っていた。はて?ナビゲーターであろうか?問いただしてみるも要領を得ない返事。だが、30分後に謎が解けた。高速道路の真ん中でエンストしたのだ。その男と一緒にエンジンがかかるまで車を押す私。なるほど、エンストした時に車を押す用の人だったのね。10Mほど押しまくり「ブ・ブル・ブルルン!」「さぁ、かかったぞ飛び乗れ!」高速の真ん中で生きた心地がしなかった。

ことほど左様に攻撃型に特化したリキシャ、タクシーである為、ドライバーも只者ではない。まず、尊法精神が皆無である。そもそも交通法規などという前時代的な代物は、この天竺には存在しないようである。信号など稀にしか見受けられないのだ。大平原に広がるルート66というわけではない、人口が溢れんばかりの天竺だ。いつでもどこでも交通渋滞なのにも関わらずだ。道路は車体の海と化しているわけだが、只者ではない天竺ドライバーたちには交通法規など必要ないらしい。車線などというものは完全に無視だ。隙間が僅かでもあればグイグイ車を押し込んでいく。隣の車との距離は3cmしかないのだが全然平気だ。また、車間距離もへったくれもない。前の車との距離が10cmしかないにも関わらず、急ブレーキを踏まれてもオカマを掘るようなヘマはしないのだ。

いつか話したとおり、天竺ではたまに大雨が降るのだが、タクシーもリキシャも雨で前がほとんど見えないにも関わらずワイパーを使わない。なにせ手動だからだ。しかしながら、平気でスピードをだしてカッ飛んでいく。大渋滞に加え道路の両脇は人で溢れ返っているにも関わらずだ。人間業とは思えない。見えないのにどうやって運転しているのだろうか?どういう仕組みになっているのかさっぱりわからないが、やはりニュータイプなのではないかと睨んでいる。ララァもそうであったが、やはり秘密は額のポッチだと思われる。どうもあの額のポッチで天界と交信している節がある。
おそろしいことだ。

恐らく軌道上の衛星からの時刻情報と軌道情報(アルマナックデータ)を額のポッチで受信し、衛星の位置データと電波が届くまでの伝播時間から自分の位置を弾き出しているのだ。原理的には3個の衛星からの電波を額のポッチで受信すれば、それぞれの距離を計算し3次元的な位置を特定できるはずだ。

そんな馬鹿なというなかれ、天竺人は九九を99の段まで憶えている輩である故、3次元的位置の測定計算を瞬時にやってのけたとしても、全然不思議ではないのである。

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2008/10/10

時代はインターネット!

このカレーをはじめて2ヶ月ほど経過した。
読者諸氏におかれては、埒も無い与太話ばかりが並んでいるように感じているかもしれないが、なにしろ埒もない与太話しか書いたためしがないのだから、ご推察は正解である。そこら辺は自覚しており「 小天竺 」の回において、真面目に福田内閣の行く末について私なりの考察を述べると宣言したのだが、その三日後に福田内閣がなくなってしまった。

何故、与太話ばかりが並んでいる結果となったかと言えば、なにしろ書いている本人がブログというものをよくわかっていない。記念すべき第一皿目作品であるところの「 愚にもつかないこと 」を書く前に、それなりにリサーチをしてみたものの世の中にあるブログというものは「旅行にいきました。わーい」だの「ラーメン食べにいきました。わーい」だのという、どうにも読んでいる方の気が重くなるような内容ばかりでリサーチをしながら頭を抱えた。しかしながら先人は先人である。先人に習えば、私は天竺にいるのだから天竺の旅行情報だのカレーを食べる話でも書けば良いのかとも思ったのだが、それはなんというか、書いていて非常につまらない。だいたい今は21世紀なのだ。ラーメンを食べにいくブログの人はご存知ないのかも知れないが、インターネットという最先端技術が存在するのだよ。時代はインターネットなのだ。昔、文太アニィが時代はパーシャル!とかいっていたが、アニィには悪いがインターネットはパーシャルなどとは比べ物にならないくらいハイテクなのだ。インターネットときたら、これはもう凄い。Googleとかいうところにラーメンとタイプすれば、検索結果としてラーメンがいっぱい出てくるのだ。わーい、いただきまーす!賢明な読者諸氏は、この話が嘘だと思われるだろうが、ご推察の通り嘘だ。本当は、ラーメンが出てくるのではなくラーメンに関係する情報が出てくるのだ。情報は食べられないのだから、やはりつまらないと言わざるを得ない。しかしながら、価値のある情報というものもないわけではない。たとえば旅先の情報を知りたいとする。インターネット大明神様にお伺いを立てれば、即座に旅先の情報を出してくれる。つまり、私が大上段に構えて天竺旅行ガイド的なものを書く必要はなく、大明神様にお伺いすれば事足りるのである。このようなことを踏まえて、あまりローカルネタだとか情報性の高いネタは避けようと考えていのだが、情報性の低いネタとは、つまりは与太話になってしまう。どいうことだ。

さて、話はいきなり飛ぶ、NEW CURRY PARADISOである。これは私がBloggerで書きなぐっている英語版カレーだ。日本語版が CURRY PRADISOで、英語版がNEWかと思われるかもしれないが、そうではない。英語版カレーもNEWでは無い時期があった。アメーバで書いていた時は、NEWでなかったのだが、少々事情がありアメーバからBloggerに移管したためNEWということにした。この辺の事情は、このカレーの中に書いてあるのでここでは割愛する。さて、この英語版と別コンテンツである ポートフォリオでは、いくつかの余興を盛り込んでいる。注目してほしいのが、WORLD ACCESS LOGという余興だ。これは、訪問者がどこからアクセスしたのかというログを世界地図上に残すことが出来るのだ。現在のところアメリカ、カナダ、中国、台湾、ドイツ、ルーマニアに丸がついている。そして一際大きな丸が天竺と日本だ。この丸はアクセス数に応じてドンドン育っていくので、丸が大きいということはアクセスが多い地域ということになる。天竺のアクセスは、他ならぬ私のアクセスということだが、日本チームさんの頑張りも素晴らしい。ぜひとも他国の方々も日本チームさんを見習って丸を育ててほしいと思う。

さて、このほど左様にインターネット大明神様の素晴らしさを説いてきたが、いったいどこに大明神様はおられるのかと関心をもたれたことであろうから、今回だけ特別にお教えする。ソフマップかヨドバシカメラかヤマダ電気の5階あたりが怪しい。ぜひともご自分の目でお確かめになることをお奨めする。

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2008/10/07

くっきんばぁ

萌えとかではないという意味で、件のメイドを市原悦子的だと形容したが、彼女はまだ27歳だ。市原悦子的だとは少々申し訳ないような気がする。そんなわけで、他の表現を探しているところだが、今朝もこんなやり取りがあった。

悦子 「今日のランチボックスは、何にしませうか?」
  私 「カレー以外なら何でもいいであるぞ」
悦子 「では、サンドウィッチにしませう。でも具がありません」
  私 「チキンのハムがあったではないか」
悦子 「あれは、もうありません」
  私 「まだ残っていたはずだぞ」
悦子 「お余りをわたくしめが食べてしまいました」
  私 「うぬう。おまえめが、であるか」
悦子 「わたくしめが、でございます」
  私 「うぬう…ソーセージがあったではないか」
悦子 「あれも、もうありません」
  私 「あれはまだ食べていないはずだぞ」
悦子 「食べてしまいました」
  私 「誰が?」
悦子 「わたくしめが、でございます」
  私 「うぬう。おまえめが、であるか」
悦子 「わたくしめが、でございます」
  私 「では、なにがあるのというのだね」
悦子 「くっきんばーがありますね。くっきんばーのサンドウィッチを作ります」
  私 「なるほど、それは良い。ところで、くっきんばぁとはなんであるか?」
悦子 「くっきんばぁは、くっきんばぁです」
  私 「繰り返すが、ヒンズーはわからぬのだよ。英語でいいたまへ」
悦子 「くっきんばぁは、英語でございます。う~」

そういうと悦子は冷蔵庫からキュウリをとりだす。

悦子 「くっきんばぁとは、これでございます」
  私 「やぁ。それはキューカンバーではないか」
悦子 「だから、くっきんばぁといっているではないですか」
  私 「だから、それはキューカンバー!」
    「るっくるっく!きゅぃうくぁんばぁ~!」

私の英語もコテコテの日本人英語であるから褒められたものではないのだが、いくらなんでもキュウリはくっきんばぁではないと思う。

などと本題とは全く関係のない話から書き始めてしまったが、今回の本題はタバコだ。今月の2日から天竺では禁煙法が施行され、あらゆる建物の中での喫煙が禁じられてしまった。オーストラリアでも建物内の喫煙は禁じられていたがパブなどといった許可を得た店では喫煙できたので、天竺はさらに厳しいということになる。
そんなバカな。

さらに、野外でも商業エリア内での喫煙は駄目らしい。歩道というのは商業エリアらしいので、車がびゅんびゅん通過する車道で吸うしかないらしい。
そんなバカな。

おまけに自宅でもメイドが不快に感じる場合は、喫煙してはいけないそうだ。
そんなバカな。

私はかなりのヘビースモーカーであるので、困った事態になったものである。上司に言わせるとこれを機会に禁煙すればいいじゃないと気楽な言葉。何を言うんだ禁煙できるものならとっくに禁煙しとるわい。自慢じゃないが、私は年に5回は禁煙を決意しているのだ。つまり年に5回は失敗しているという意味だ。
わたしはバカだ。

少々興奮して眩暈がしてきた。ちょっと一服することにする。
マルボロの煙を燻らせひとりごちておると、悦子がやってくる。

悦子 「あきぃ、るっくるっく!くっきんばぁ!」
  私 「だまれ・・・」