現在、このブログはアップデートしていません。 新しく下記WEBサービスを始めました。 ブログもそちらへ移行しています。
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2008/11/25

なんちゅーーうか ほんちゅーか

ボーイング747再び:
機上の人である。かっこいいじゃないか。
これが、机上の人であれば机の上で踊りでも踊っている変態的な人のようであるが、間違えてはいけない。機上の人である。機上の人としてシルクロードを飛び抜けた。

実を言うと、私は本中華にいる。
昔、なんちゅーーうか ほんちゅーかと巨ちゃんが言っていたやつだが、ちょっと待ちたまえ。これは天竺日誌ではなかったのかねと疑問を呈することであろう。そうなのだ、天竺日誌などと名乗っている手前、とりあえず天竺にいるフリをしていたのである。なんとなれば、天竺で書き散らかした文章が幾つか溜まっていたので、天竺日誌で場を繋ぎ、少し時間を置いてから本中華に変更する予定だったのだが、諸他の事情から少し予定を早めた。

諸他の事情:
現在投稿されている天竺論文は、天竺滞在時に書いており、時間が来ると自動的に公開されるように設定していた。細かい文章の修正を公開前に行うつもりだったのだが、なんと本中華ではアメーバの投稿ができないことが判明。本中華当局からのIP規制なのかアメーバの素敵な仕様なのか原因は不明であるのだが、修正不可な論文が自動公開されてしまうことになってしまったので、早々にブログの移管をし新タイトルで新規ブログを立ち上げることにした。

懸念事項:
内容及び投稿日時変更不可な状況のため2008年11月24日に論文「フランスパンのおはなし」が天竺日誌にて公開。そして同年12月1日に二つ公開。若干文章の修正を入れたくもあるのだが、本中華からの修正不可となるので涙を呑むしかない。さらに同年12月8日に「2001年宇宙の旅 #2」が公開されるのだが、これが痛い。まだ文章の校正も終わっていないアイデアノートレベルの文章だ。あ”~最悪。早々に文章校正を施し本ブログ内での公開が急がれるところだ。上述の事情によりブログサービスの選定時間もなく英語版と同じBloggerへと移管することにしたのだが、Bloggerは日本語が化ける場合があると聞いたことがある、多言語対応であるXPが普及している現在、文字化けは考えにくいとも思うのだがBloggerのフォントセットはUTF8だ。
ちょっと心配。

ブログタイトル考察:
さて、先のカレーは天竺日誌と名づけた。今度の本中華はラーメンであるので、さしずめ中華三昧であろう。中華三昧はすごいぞ。明星だ。明星といえば一平ちゃんやチャルメラではないかと考える御仁もおられるだろうが、やはり通ならば中華三昧を外してはいけない。
故にタイトルは「中華三昧」とする。

参考文献:「本中華

2008/11/10

佐藤に花束を

世の中に産業製品数あれどワインほど品質にブレのある製品もないのではないだろうか?同じシャトーであるにもかかわらず、何年ものが良いだの悪いだのと冗談としか思えない話である。

ビンテージの何年ものが高値をつけたなどと平気な顔で主張されても、それは品質が安定していない証拠であり、恥ずべき話であるはずだが、ワインの世界では許されているようで不思議だ。

などと、文句ばかりを並べてしまったが、ワインは好きだ。
メルシャンは飲まないよ。葡萄ジュースにアルコールが入っただけの代物はごめんこうむる。とはいうものの、高いワインで散財するほど愚かではない。

チリだのオーストラリア産がいいですねぇ。同じ価格帯でいえばフランス産のワインなど駄ワインしか存在しないのは明白なので、迷う必要すらない。

さて、天竺産はどうかという話になるのだが…
良いワインを発見しちゃいましたよ。SATONIの赤だ。
ボディはしっかりしつつも、若さ酸味の残る。良いワインだ。何よりもそのボディ。コクがしっかりしている。ちょっとした渋みはあるものの、その若さが渋みをカバーしてる。おそらく1年と寝かせてはいないのだろう。
なんか偉そうなこといってますね。田崎真也か山本益博みたいだ。

究極の選択です。薄いのとちょび髭。さぁ、どっち?

もちろん、どっちも嫌だ。

JAPANESE/ENGLISH

2008/11/05

天竺的冬季考察

「ダンナ、ダンナ♪日本の旦那♪今日は一緒に帰りやしょうよ」
「なんだい、ベンさん。あらたまって?」
「あらたまっても、なんでもねぇでやんすよ。天竺人のアッシが、こう手を上げてもね。リキシャの野郎が停まってくれねぇもんでさ。日本の旦那のお力を拝借してぇって、そういうわけでやんすよ」
「そりゃ、ベンさん。おれが手を上げたって同じってもんだよ」
「そんなことはねぇでやんすよ。旦那は外国人だからね。リキシャの野郎も気を許して停まってくれるっていうのがアッシの作戦でさぁ」
「おぅ、じゃ、ものはためしってこともあらぁな。試してみようじゃねぇか」

さて、この二人。一生懸命リキシャを停めようと企んだのですが、そうそう簡単には停まらない。ガンジス川の夜も深まる頃にようやく一台のリキシャが停まり、車内で日本の旦那が文句をいう。

「なんだい。ベンさんの計画もうまくいかなかったじゃないかい」
「いやこれは、時間が悪いってぇもんでやんすよ。暗いのが敗因ってもんでね。昼間だったら、旦那の顔を見たリキシャの野郎はすぐ停まるってもんでやんす」
「そりゃ信じられねぇなぁ。ベンさんよ」
「まぁまぁ。そんなこだわっちゃいけねぇよ。こうやってリキシャを拾えたんだから、いいってもんでやんしょ。忘れやしょ。おぅ、ところで旦那の国じゃ、これから冬になるって小耳に挟んだんでやんすが、そりゃなんでやんすかい?」
「なんだい急に話題を替えやがって、まぁいいや。そうさなぁ。天竺のベンさんが冬を知らないってのも無理はないが、無知ってのも哀れなもんだな」
「そうでやんしょ。冬って奴を教えてくださいよ。気温がまいなすになるってぇとこまでは、聞いたんでやんすがね」
「なんだい。知ってるじゃないかい。ベンさんよ」
「へへ、褒められると困っちまうんでやんすがね。気温がまいなすってことは、どういうことでやんすかい?」
「どういうことって、まいなすってやつぁ。寒いんだよ」
「寒いんでやんすかい?」
「ああ、寒いね。こりゃ寒い。もうね、なんでも凍るんだよ。雨だって凍っちまう」
「おぉ、雨が凍っちまうんでやんすかい??」
「おうよ、伴天連の言葉じゃ。すのぅっていうやつよ」
「さすが、まいなすでやんすなぁ」
「だろ。しかも、雨が凍るなんてのは序の口よ」
「序の口なんでやんすかい!?」
「おうよ。天竺のベンさんには想像がつかねぇだろうがな。たとえば、日本で便所に行こうとするだろ。すると、便所にはトンカチがあるんだ」
「便所にトンカチ?そりゃなんでやんすかい?」
「わかんねぇかなぁ。ベンさんが便所で小便をするとするだろ。すると、小便が凍っちまうんだ」
「おぅ。小便が凍っちまうんでやんすかい??」
「おうよ。なんつったって、まいなすだからな。で、小便が凍っちまうとトンカチが必要だろう」
「いや、旦那。そのトンカチが必要ってところが、よくわからないんでやんすがね」
「ったく、ベンさんは学がねぇなぁ。小便がしてる先から凍っちまうと、どうなる?」
「そりゃ、大変でやんしょうな」
「そうよ。凍っちまうと、ちん○んと便器が繋がっちまって取れなくなっちまうからよ。そうなるとトンカチが必要だろ?」
「小便を割るために必要だってやんすかい?」
「おうよ。頭の回転がはやいじゃねぇか。凍った小便を割るんだよ。なにしろ、便器と繋がったまま春まで待つわけにはいかねぇからな…ん?なんだい、その顔は?」
「そりゃ、いくら旦那の話でも信じられねぇってもんでやんすよ」
「それじゃなにかい。ベンさんは日本に行ったことがあるってのかい?」
「そりゃ、ないでやんすよ」
「だから、無知ってのは哀れだというんだよ。天竺の常識は世界の非常識よ。寒い国じゃ便所にトンカチが必要なのよ」
「さすが、まいなすでやんすなぁ」
「だろ。なんつったって、まいなすよ」
「こりゃ一つ利口になったや。ダチの野郎に自慢しにいかなきゃならねぇな」
「だろ。存分に自慢してやってくれや」

こうやって、今日もまた一つ。天竺人に嘘を教えてやったのであった。